Nurseglove・倉田光吾郎◇水道橋・特設ギャラリー Monkey-farm
http://ironwork.jp/monkey_farm/
上記WEBページ「何でも作るよ」でお馴染み、倉田光吾郎氏の個展を見に行ってきた。
GW中は、並ぶほどの混雑と言うことで、平日に行ったのだが、それでも、並びはしない物の結構な人手だったり。
展示されていたほとんどの作品が、鉄を基本に作られている物で、素材の存在感というか、不思議な魅力を醸し出していた。
特に、前にWEBページで見た、MAC−G3をタイプライターやアンティーク机に入れた物は、一度実物を見てみたかったので大感動!(ちゃんと、APPLEキーもついてる!)しかも、キャタピラ車に改造したFIAT500のムービーを実際に液晶モニターに出力していて、本当に動くんだ!と、驚いた。しかし、これ実際に売り出したら結構いけそうな気がするなあ(笑) APPLE社がなんかの記念で、出してくれたりするとうれしいんだけど…
そのシリーズでノートパソコン版もあったりした。こっちは、調子が悪いらしく起動画面でこけていたが、デザインだけでなく、実際に動く物を作るというのは、やはりすごいことだと思う。ノートだけにちゃんとトラックマウスがついてたり芸も細かい。
ギター系の楽器なども展示されていたが、これもアンプなどを繋げればちゃんと音が出るとのこと。デザインと実用を兼ね備えることの大変さと凄さが、実物を通して伝わってくる、素晴らしい物だった。
そして、今回の個展の本命、実物大のAT(アーマードトルーパー)。装甲騎兵ボトムズに出てきた、いわゆるロボットだ。しかし、ガンダムなどとは違い、高さが4メートルと以外に小さい。だから、倉田氏も作ろうと思ったのだろう。自分もそう思う。しかし、実際に見て、自分の認識は間違っていたことを知らされた。
でかい!これが、初めて実物大ATを見たときの感想だった。順路的にまずは背面から見るようになっていたのだが、もうその時点で圧倒されてしまった。冬のワンフェスで、スコープ部分と腕は見ていたのだが、その時はこんなに巨大だとは思わなかった。もう、存在感にただ圧倒され、その後は見てるだけ。一応、近くに寄って細部などを詳しく見たりもしたのだが、そんなのはどうでも良くなってしまう存在感だった。(これに生身で勝負をかけたメロウは大バカ物!無理だから!)
もう、個展の方は終了しているので、倉田氏のWEBページや、これから発売される本「タタキツクルコト」で、画像を見ることしか出来ないのだが、写真ではあまり分からないかもしれない。やはり、実物の迫力というのはすごい!
なので、これからもどこかで展示してくれるとうれしいのだけど…(例えばサンライズ前とかね)
しかし、この個展を見に行って残念だったのは、カメラを持っていかなかったこと。ATは撮影禁止というのをWEBで見ていたからなのだが、それ以外の展示物は撮影可だった。それが凄い残念。持っていけば良かった…
もちろん、おみやげのボルトは買ってきた。これだけでも、凄い存在感を部屋の中で醸し出している。
見に行けなかった人は↓で、雰囲気だけでも味わってみては。
タタキツクルコト 1/1スコープドッグ制作日誌 (ココログブックス)
- 作者: 倉田光吾郎
- 出版社/メーカー: インフォバーン
- 発売日: 2005/05/20
- メディア: 単行本
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ほしのこえ・原作■新海誠・漫画■佐原ミズ◇講談社
- 作者: 佐原ミズ,新海誠
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/02/22
- メディア: コミック
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自主制作アニメとして話題を呼んだ、同名アニメのコミック化。
とはいうものの、元は30分のアニメを単行本1冊分にしてあるため、かなりの要素が追加されている。
アニメ版はノボルとミカコのほぼ二人に焦点を絞った話で、二人のモノローグで物語が進行していく。
しかし、漫画版は二人の周囲の人々を描くことによって、この作品の世界の補強を行っている。
これが蛇足にならず、キレイにまとまっている。
宇宙と地球、距離だけでなく、時間さえ遠く離れた二人の心の細かい動きが、アニメ版以上に説得力を持って響いてくる。
アニメ版の方は、話はシンプルながら、設定が多少盛り込みすぎで、後半駆け足だった所があるのだが、漫画版は追加された各々の友人達がその点を補完する役割を担っている。
ただ、ミカコサイドの話は、仲間が増えたからこそ、より一層の孤独感が漂ってきて、非常に切なくなってくる。
ラストに関しては、アニメ版よりも希望のある漫画版の方が個人的にはお気に入り。
Jの神話・乾くるみ◇講談社文庫
- 作者: 乾くるみ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/06
- メディア: 文庫
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発表する作品が全部凄いオチになる作者のメフィスト賞受賞作にしてデビュー作。
読んでおきたかったのだけれども、なかなか見つからず文庫版をやっと購入。
いやー、凄かった凄かった。全寮制のカトリック系の女子高を舞台に起こった、生徒の死亡事件。その事件の調査を依頼された、通称「黒猫」と呼ばれる女性。事件は、とんでもない事態へと発展していく。
一応、学園内の描写では主人公となる坂本優子視点では、学園内が少しずつおかしくなって行く様子が描かれ、黒猫の方では、事件についての資料を徐々に集めていく。館系の本格ミステリと、女探偵物を交互に進めていくと言った内容になっている。学園内では、女子高特有の百合的な展開があったりしてどきどきしたり(笑)
「黒猫」視点では、出来る女性探偵の格好良さというか、でも、生物学の知識がバンバン出てきて、今風のミステリ小説を楽しめる。でも、微妙に内容がシンクロしたり…
二視点ものはこういうところが面白い。特に、どちらにも登場するキーワード「ディック」が、学園内と外では違う意味を持っているようで、つながっているようなもどかしさが、たまらない。
しかし、その本格風味も解決編直前までで、解決編が始まったとたん、なんというかバイオホラー風味へと内容がスライドいていく。ここからは、なんと言ったらいいか、このオチでいいのか?と、思ったりもしたり(笑)ある意味、最初から犯人の名前言ってるんだよね「ディック」って(笑)
あれほど突飛ではないけど、映画「宇宙からのツタンカーメン」を思い出したりした(笑)あれもびっくりしたなあ、オチ。
自分は、「マリオネット症候群」とかを先に読んでいたので、そんなに面食らわなかったんだけど、これは初めて読んだらショックだろうなあ。
こういうのがあったから「メフィスト賞はよく分からない」的な評価があったりしたんだろうなと思ったり。
ただ、この作者のテイスト、一度はまるとたまらなく癖になる味のような物がある。まるで、ブルーチーズのような。物語に対する裏切り感がたまらない。
どんなテイストかというと、この文庫の解説が小森健太郎というと、分かるかもしれない…
自分もこのテイストにはまってしまい、この作者の作品「塔の断章」が初読だったのだが、それ以来はまり、こつこつと集めている。
さあ、これから「匣の中」探さなくっちゃ!
弥勒の掌・我孫子武丸◇文藝春秋
- 作者: 我孫子武丸
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/04
- メディア: 単行本
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作者の5年ぶりの長編にして13年ぶりの書き下ろし長編作品。といっても、最近はやりの超長編ではなく、300ページほどの程良い長さの作品。
いや、騙されたというか、びっくりしたというか。氏の中でもかなりトリッキーな作品なのでは?
3年ほど前に教え子を妊娠させてしまった事のある教師、辻恭一は妻が家を出ていったことに気がついた。自分に愛想を尽かしたのだろうと放っておいたのだが、妻の知り合いから捜索願が出ていたらしく、警察に取り調べを受ける。このままでは、自分が妻を殺したのではないか?と疑われると思った辻は独自に調査を始める。そのころ、ヤクザから賄賂を受け取っていた刑事、蛯原は妻がラブホテルで殺されたことをしり、独自に捜査を始めるのだが、ある宗教団体が浮かび上がる…
といった感じの話が、二人の男を交互にカットバックさせて進んでいく。それがどちらの事件にも宗教団体「救いの御手」が絡んでるらしいと分かったところで、二人に接点が出来、共同戦線を張ることになっていく。
この妻について、冷めた感情しか持っていないんだけど、価値観の異なっている二人の様子が面白い。二人に接点のない頃は、淡々と(特に辻のほう)話が進んでいくんだが、共同戦線を張るところから、俄然面白くなっていく。何となく、奇妙な友情が生まれたりと、いわゆるバディムービーのでこぼこ感というか、つい笑ってしまう。
そして、物語に登場する宗教団体「救いの御手」の描写がおもしろい。辻が本部に潜入したときの描写があるのだが、ロッカーに荷物をおいてジャージに着替えて、いろいろな施設を使用するなど、何となくスポーツジムのような感じに描かれている。いわゆるカルトと呼ばれる物ではなければ、こんな感じなのかなと思わされた。こんな所から入っていけば、信仰心などが薄い人などでも入信してしまうのかもしれない。
ここから、怒濤のクライマックスへと一気に進んでいく。もうここは、ひたすら唖然。うわ、そんなことだったのか!と、つい叫んでしまう。でも、これ怒る人は怒りそうな結末だと思う。自分は、こういうの好きだからいいけど。何となくだけど、「かまいたちの夜」のバッドエンドな雰囲気が少しにじみ出ているようなラストだった。というか、落語というか…
とにかく、書き下ろしとしては「殺戮にいたる病」からの待望の新刊、あれから変わることのない我孫子マジックを十二分に堪能した作品。
できうれば、もう少し早めに作品を発表してくれるとうれしいんだけど…
クレヨンしんちゃん暗黒タマタマ大追跡・監督■原 恵一◇バンダイビジュアル
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2005/04/22
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「モーレツ!オトナ帝国」や「あっぱれ戦国大合戦」で数々の賞や評価を得た原監督の劇しん第一作にして、劇しんとしては5作目の作品。
劇しん過去作品のDVDとしては、最後の発売となった待望の一本。
埴輪に封印された魔神を甦らそうとする珠黄泉族とそれを阻止しようとする珠由良族の戦いに巻き込まれた野原一家はどうなるのか?と、劇しんとしてはいつものあらすじなんだけど、これを毎回違うテイストにしているのは、もの凄いと思う。ここが後期になってからの高評価につながっているのだと思う。
この作品の頃は、劇しんの評価というのもあまり高くはなかったのだが、今見るとかなり面白い。野原家の味方(というか、一方的に巻き込んだ)珠由良族のオカマ3人兄弟が経営する歌舞伎町のオカマバーからはじまる、ロードムービー風の物語なんだけど、シーンごとの舞台設定がかなり面白い。青森に向けての旅なので、北関東や東北が舞台になるのだが、地方都市特有のやけに駐車場がひろいショッピングセンターや、健康ランドなどありそうな場所でアクションしたりする。実家も田舎だったので分かるんだけど、畑とか田圃の真ん中に、ぽつんとあるんだよね、巨大な(都市部と違い上にではなく横に)建物が…
ここら辺は、前4作を担当していた本郷みつる監督とは違い、場所を特定してはいないもののリアリティのある設定になっている。これが、これ以降の原監督の持ち味となっていく。これを活かしまくった「温泉わくわく大決戦」は、怪獣物と云うこともあり、大いに盛り上がる!
見てるオトナを薬とさせる小ネタも、銃大好き刑事、東松山よねがいる資料室に張られまくっているポスターは、タイトルこそパロディになっているものの、よく見ると元の映画ポスターそのもののレイアウトだったり、珠由良族の護衛役の名前が七人の侍だったり、名刺交換中は攻撃しちゃいけなかったり、こんにちはこんにちは世界の国からだったりと、盛りだくさんに仕込まれている。
ストーリー的には、今作ではあまりしんちゃんは活躍しないのだが(ひろしとみさえが大活躍!)、ひまわりが初登場する作品であるため、兄としての顔が良くも悪くも出てきて、成長してるんだなと思わせる。
原監督の劇しんでは、必ずしんちゃんが何かしら成長する様子を描いているのだが、もうここからやっていたのだなあと、感心してしまった。
とはいうものの、基本的には笑って楽しめる娯楽作品。とりあえず観て、もの凄い脱力する魔神のオチを確認して欲しい。上記のような小難しいことを考えるのは、それからでも大丈夫。
劇しんに興味をもったら、これがお勧め。「あっぱれ戦国大合戦」までの劇しんについて、豪華執筆陣が真面目に語ってたり。
クレヨンしんちゃん映画大全―野原しんのすけザ・ムービー全仕事
- 作者: 品川四郎,ブレインナビ
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2002/05
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撲殺天使ドクロちゃん 1・監督■水島 努◇ジェネオン エンタテインメント
- 出版社/メーカー: ショウゲート
- 発売日: 2005/03/25
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電撃HP連載のハイテンションギャグ小説のアニメ化。
文庫の1巻が出たときは「マジか!」と思ったが、いつの間にかに5巻(しかも以下続巻!)まで出ている、おばか小説。
しかし、ただのバカ小説ではなく、文章のドライブ感はもの凄く、一気に読み終わる。
あえて例えるなら、「もの凄く頭の悪い火浦功(ほめ言葉)」だろうか。文章のドライブ感、ギャグ物の時の不条理感などは通じる物があるだろう。
こんなんばかりだと困りものだけど、頭を空っぽにして読むならいい小説かも?
そんな原作を、「クレヨンしんちゃん」や「ジャングルはいつもハレのちグゥ」などの水島監督がアニメ化している。
これが、また、原作をパワーアップさせたドライブ感と頭の悪さでうまいこと映像化されている。
随所にちりばめられた小ネタはかなりブラックになり、ドクロちゃんやサバトちゃんはこれでいいのか?というほど顔を変形させられる。
副音声のオーディオコメンタリーで原作者がずっと「これはひどい!」と言い続けるほど、そりゃひどい(笑)
ここら辺は劇しんなどで監督がよく使ってた手法だが、いわゆる美少女系の絵柄でもやるとは思わなかったので、かなり笑ってしまった。
ただ、容赦のなさが監督の持ち味なので、続巻でももっと悪ノリして欲しいところだ。
そして、一部話題になった主題歌も必聴!作詞も、監督が担当しており、本編同様のいい意味での適当さが効いている。劇しんの「メイドイン埼玉」などでミュージカル(「わたしのささやかなよろこび」は必見!)などを手がけていた監督の本領発揮だろうか。 そんなもの凄く頭の悪い歌詞を、ドクロちゃんこと千葉紗子が、今までのキャリアを投げ捨てたかのようにヤケクソに熱唱している。
DVDも、コメンタリーや「灼眼のシャナ」の作者、高橋弥七郎氏の書き下ろしドクロちゃん小説や、劇中にも出てくるもの凄く理不尽なルールのゲーム「ごせろ」などもついてきて、かなり盛りだくさん。
個人的には原作者にどっきりを仕掛けた映像(15分くらいある(笑))がお勧め。というか、遊びすぎな気もする(笑)
いままでの、水島作品が好きな(特にOVAハレグゥ)人には、文句なくお勧めのギャグアニメ。疲れたときみると、より一層疲れるくらい詰まった作品だ(笑)。
しかし、夏公開の劇場アニメ「XXXHOLiC 真夏ノ夜ノ夢」は本気で水島監督なのか? もの凄い作品になってたらどうしよう…
で、もの凄いドラマのあるミュージカル(笑)「わたしのささやかなよろこび」が聞けるのは、これ。他の曲もいい曲ばかりですよ〜
映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!サウンドトラック大全集
- アーティスト: サントラ
- 出版社/メーカー: 日本コロムビア
- 発売日: 2003/06/18
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ヴィレッジ・監督■M・ナイト・シャマラン◇ポニーキャニオン
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2005/04/22
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シャマラン監督のハッタリ映画シリーズの最新作。
監督お得意とはいえ、今回はどっちかというと、予告などで散々言っていた秘密は中盤でばらされてしまう。ミスリードみたいな物かも。途中で観てる方も、大体分かるようになっているし。その代わり、もひとつのサプライズを準備してある。
今回は、今までのようにオチのためのストーリーという感じではなく、云いたいテーマを結構直接的にぶつけてきた感じ。前作の「サイン」からその傾向は出ていたんだけど、今回は一気に出してきたような感じだ。
画面自体も、のどかながらも閉鎖された村という、美しいんだけどどこか悲しさと閉塞感がある感じがフィルムからにじみ出てきている。この感じは、日本で云うと市川崑の過去作品に近いかもしれない。
演出も、秘密が分かるまでの前半は、驚かせ要素がある物の、いつものようなショッキング演出ではなく、音楽を含めて淡々と演出している。ただ、この村の生活などが分かり良かったのだが、もう少し村の禁忌を全面に出した方が良かったような気がする。特に、アイヴィーの能力とノアがなぜああいう状態なのかを詳しく描写してあれば、後半部がもっと盛り上がっただろうに残念。
後半部、アイヴィーが森の中へと入っていくシーンは、少し長い気はしたものの、寂しさや孤独感などが感じられ、画面に引き込まれた。
といいつつ、冒頭からある仕掛けに見事に騙されてしまったので(エンディング近く、ある物が出てきたときには「ええっ」と声を上げてしまった)、なんか悔しくなってしまった。
今回のテーマは、多分「人間、厭なことから逃げていても逃げ切れるモンじゃない、だから前を向いて生きていった方がいいんじゃないの?」だと思う。テーマや演出なども劇しんの「モーレツ!オトナ帝国」と微妙にダブる所があり、世界を問わず考えることは一緒だなぁとも思ったり…
と、かなり楽しめた映画なのだが、シャマラン監督にはこういうサプライズ以外で勝負した映画をそろそろ撮って欲しいのだけど。