チャーリーとチョコレート工場・監督■ティム・バートン◇ワーナーブラザーズ

児童文学として有名な原作を、映画化した作品。映画館に行こうとしてたけど、上映期間過ぎてたんで、DVDで視聴。

ある日、誰も人が出入りしたことがない「ウォンカチョコレート」が、包み紙の中に、5枚だけ入っている金のチケットを当てた子供を工場に招待する、と発表したために、世界中の子供達が手に入れようとして…

と言った導入で始まる、ファンタジー系な映画。

とはいえ、話も映像も、最初から最後までティムバートン印で出来ていて気持ちいい! 久々に「あーティムバートンの映画見たなー」と言う気分になった。
一見、子供向けっぽく作ってはある物の、「ハリポタ」とかにはない、ブラックジョークというより、毒な部分がかなり非道い!でも、こういうの大好き! 人の言うことを聞かなくて、大変なことになってる子供達のフォロー、殆どしてないしね。あの後、彼らはどうやって生きていくんだ?

映像は、もう好き放題。完全に人工的に作られた、極彩色の世界が、めまぐるしく変わっていって、楽しい! 特に、ウンパルンパ! あの顔と、ダンスは頭をグルグル回って、離れなくなってる! サントラCD欲しいなぁ。

そして、ここがティムバートンお約束のトラウマモードがもう最高。ホントの記憶なのかは分からないけど、歯医者の息子だからってあんな矯正器付けなくても良いじゃないか!と言うくらいデカイのが付いてる。このシーン、工場内と違って、徹底的に寒色系な色合いにしてあって悲しくなるなぁ。しかし、ちょっと家出したくらいで、家屋ごと引っ越さなくても良いじゃないか、お父さん。

しかし、これ、楽しい映画だけど、見た子供はトラウマになるんじゃないのか? 自分は、青くなるのだけは嫌だぞ(笑)

とはいえ、しゃれの分かる大人が見る分には全然問題ないというか、むしろ楽しい映画なので、是非見てみては。

来月の、コープスブライドも楽しみだったり。

チャーリーとチョコレート工場 特別版 [DVD]

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