エレクトロプランクトン・ニンテンドーDS◇任天堂

ELECTROPLANKTON エレクトロプランクトン

ELECTROPLANKTON エレクトロプランクトン

フジTVの深夜科学番組アインシュタインウゴウゴルーガなどで知られる岩井俊雄氏のインタラクティブ作品。

一応ゲームカテゴリだけど、これはゲームじゃなく音楽を遊ぶソフト。なので、好きな人はずっと遊ぶだろうし、ダメな人はダメな作品。
自分は、このミニマルなエレクトリカミュージックが大好きなので、手に入れてからは毎日遊んでいる。

10種類のプランクトン(というか、音楽ソフト)で、様々な音を利用して音楽を作っていく感じ。とはいえ、10種類を混ぜるというわけではなく、バラバラの部屋になっている。自分の声をサンプリングして、色々加工したり逆回転させるボルボイスや矢印の通りに動いていくことで音を奏でていくルミナリア、ファミコンサウンドに音を足していく感じのツリガネムシなど、各々が違うタイプの音楽を楽しめる。

しかし、これはすごく楽しい。ただ、画面をタッチしたりして音を出すだけなのだが、始めるとなかなか終わらせるタイミングが見つからない。元々エレクトロニカ系の音楽はループ物が多いだけに、ずっとやっていても飽きないのだ。しかも、ソフトの性質上、同じ感じな音にすることは難しいので(セーブなどはもちろん無い)、毎回違う曲になるのでとてもいい感じ。
しかも、鑑賞モードもついているので、DSを付けっぱなしにして、エンドレスなBGMにすることも出来る。数分ごとにプランクトンが変わるので、飽きないようにもなっているし。

音だけではなく、キャラクターも可愛い物なので、タッチペンにあわせて動く様子を眺めているのも楽しい。

ただ、DSのスピーカーだとちょっと物足りないので、出来れば、アンプ付きのスピーカーやヘッドホンでプレイするのが良いかんじ。初回版なら、クリアブルーのヘッドホンがついてくるし。

ただ、このソフト、口で説明するのはかなり難しい。自分も、買う前はどうしようか悩んだ、面白そうだけどよく分からないし。しかし、TVCMでスーパーマリオの曲で遊んでいるのを観て、これは良さそうだ!と、決断した。
そこら辺は、よく分かっているらしくイベントなどをやっているので、興味のある人は一度ふれてみると良いと思う。

とにかく、タッチペンとかマイクのおかげで、音を直接いじって遊んでいるという感覚が伝わってくるソフト。楽しい人にはずっと触っていられるソフトだと思う。

しかし、まだまだDSの初期段階で、こんな実験的なソフトを出してしまう任天堂という会社の懐の深さをかんじてしまう。