アナザーコード・ニンテンドーDS◇任天堂

アナザーコード 2つの記憶

アナザーコード 2つの記憶

ニンテンドーDS用のアドベンチャーゲーム
キャッチコピーは「さわれる推理小説」だが、殺人事件を解決するわけではなく、MYSTタイプのアドベンチャーとなっている。
どちらかというと、ジュブナイル的なストーリーなので、バリバリのミステリーを期待すると肩すかしを食らうかも。

だが、ジュブナイルとしてみると、良質なストーリー展開になっていて、一度始めるとクリアするまで、一気にプレイしてしまう。
自分の両親の謎や、いつも見る夢、そして、なぜ死んだか理由の分からない幽霊ディーの謎などが屋敷内を探索するにつれて徐々に判明していき、引き込まれてしまう。

ただ、推理の部分は、それらの謎の情報を集めて解いていくのではなく、屋敷のギミックめいた仕掛けを解除していくという感じ。DSの機能をフルに利用した謎で、頭を心地よく疲労させてくれる。ただ、本気でフルに利用しているので、DSを触ったことがない人などは、クリアするのは難しいのではないだろうか?
自分は「君のためなら死ねる」をやっていたので、何となくコツがつかめていたのだが、詰まるところが数カ所あった。ただ、DSをいじっていると何となくひらめく部分があるので、あきらめなければ必ずクリアできるだろう。

プレイ時間は6時間程度だったが、丁度いい時間なのではないだろうか。最近のアドベンチャーは、大作傾向になっていて平気で数十時間かかる物もあるが、実際はこの位が楽しいと思える時間だと思う。

謎を解いた後も、ゲーム内で断片的に提示されている謎などがあるので、それらを考えてみるのも、面白いのではないだろうか

自分的には、この機能をバリバリに活かした、殺人事件物もやってみたいのだが…